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「羊をめぐるマーケティング=A WILD-SHEEP-CHASE MARKETING」のベータ版である「戦略的クロスメディアマーケティング」の出稿原稿ライブラリーです。
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2004年 09月 22日
印刷業界だけでなく広告代理業界でもメディアニュートラルは扱いにくい代物らしい。統合マーケティングならブランディングを錦の御旗に、TV中心のメディア展開は当分安泰とタカをくくることができた。メディアニュートラルではそうもいかない。というのも、メディアニュートラルの考え方は、90年代の終わりに、TV広告中心のメディア戦略に疑問を感じる広告主のニーズから生まれたものだから。
1998年11月、世界最大の広告主の一つのプロクター&ギャンブル(P&G)は、同社の広告を扱っていた7つの代理店に対して、特定なブランドのキャンペーンプランは、今後、メディアニュートラルにすると発表した。ぶっちゃけて言えば「効くか効かんかわからんようなTV広告に大金をつぎこむのはやめた」とP&Gは宣言したのであります。それから5年余り、広告代理店は対応はどうなっておるのでしょうか。 こういった広告主の希望にもかかわらず、メディアニュートラルは言うに易く、行うに難いコンセプトである。一つには、メディアニュートラルに必要なオーケストラの指揮者的プランナーが広告代理店に中に育っていないこと。二つには(中略)あらゆるメディアに通用するビッグアイデアと呼ばれるキャンペーンアイデアを生み出す土壌が希薄なことだ。いまだにできてないようですね、メディアニュートラル。セビルさんも、ちょっと間違えてますね。「あらゆるメディアに通用する」アイデアが通用しなくなったからメディアニュートラルが生まれたんで、その逆ではないです。 広告代理店にとって、収益の大半を占めるTV広告を見直すのは辛いことです。行うに難いプラニングに知恵を絞って、しかも収益をへらすなんて、考えただけでも身の毛がよだちます。印刷業界と同じ穴のむじなで、「メディア」の儲けに目がくらみ「アイデア」にお金をいただく努力を怠っていたツケが、そろそろまわってきたようですね。 わがクロスメディア・マーケティングは「コンテンツ」主義ですから、「メディアニュートラル」問題はハナから起こりようがありません。「ビッグアイデア」を「コンテンツ」に、「あらゆるメディアに通用する」を「どのタッチポイントにおいても、顧客一人一人に必要な情報を、一貫して届ける」に置き換えてください、セビルさん。そうすれば、あなたの論考はもっと首尾一貫してきます。
by contentscreate
| 2004-09-22 11:15
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