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「羊をめぐるマーケティング=A WILD-SHEEP-CHASE MARKETING」のベータ版である「戦略的クロスメディアマーケティング」の出稿原稿ライブラリーです。
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2004年 11月 04日
本谷知彦(大和総研・情報技術研究所)というお方が、10月26日付「殺伐としたパン屋」というコラムで、次のように書いておられます。
こん日、Webユーザビリティが重要であることは誰も否定できない。だが過度に「Webユーザビリティ至上主義」が蔓延していないだろうか。ホームページの目的をしっかりと見定め、それに沿って優れたコンテンツを堅実に提供することが本来の姿であるように思われる。このことが実践できていなければ、たとえWebユーザビリティが優れていても、サイトの価値・魅力は確実に半減してしまう。ビジネスの目的に合わせて「何を見せるか」ということと、それを「いかに見せるか」は出来る限り両立させなければならない。 ちょっとちょっとちょっと、本谷主任研究員殿。「ホームページの目的をしっかりと見定め、それに沿って優れたコンテンツを堅実に提供する」サイトを実現するためには「ユーザビリティが優れて」いることは必要条件でっせ。このお方は、“ユーザビリティが損なわれているサイトでは、ユーザーは望むコンテンツを見つけられない”というWebの特性をご存知ないらしい。Webもたいして利用してないんでしょ。だから、次のような発言 ところが、である。ランキング上位サイト(ユーザビリティ・ランキング:筆者注)を覗いてみると、意外にもつまらないホームページに見えてしまう場合がしばしばある。確かにサイト構造やナビゲーション類も考慮されており、情報設計(Information Architecture)が施されていることがうかがえる。ホームページ制作の“出来栄え”の観点では100点満点なのであろうが。結局何を訴求したいのか、何を売り込みたいのか、他社とは何が違うのかがよく見えてこない。ランキングには登場しないが、素晴らしいコンテンツを提供しているホームページは世の中に山ほど存在する。 Webはユーザーズ・ドリブンなんです、本谷さん。評価は、何を知りたいかでほぼ決まる。知りたいことを教えてくれないサイトはダメサイト。ユーザビリティを知りたくてサイトを訪ねておいて、他社との差別化ができていないとお怒りになるのはいかがなものか。しかも「ランキングには登場しないが、素晴らしいコンテンツを提供しているホームページは世の中に山ほど存在する」などと、だれも反対しないような言説を持ってきて自論に箔をつけるのはおよしなさい。ケチをつけるつもりなら、ちゃんと勉強してからにしてよ。 ご自分の頭で、ちょっと考えてきてください、本谷さん。ご贔屓の「とある近所の小さな」「殺伐としたパン屋」がオンラインショップであるとして、お目当ての「黒胡麻アンパン」がみつからなかったら、どうします。二度と訪れたりしないでしょう。ユーザビリティができていないとは、そういうことです。
by contentscreate
| 2004-11-04 12:15
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